◆文化財紹介
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   歴史散歩

びょうぜとんねる■鹿瀬町鹿瀬〜日出谷間

鉄道の歴史をきざむトンネル

 磐越西線の鹿瀬駅を出ると、列車は日出谷駅の手前で「平瀬トンネル」をぬけます。明治の終わりから大正の初めにかけて完成したこのトンネルは、一部が新幹線と同じ規格で作られており、鉄道発達史を知るうえで貴重な文化財です。
 工事は非常に難行しましたが、一人の犠牲者も出さず、喜びの中で貫通を迎えました。当時としては快挙と呼ぶほかなく、これに感動した当時の鉄道院総裁・後藤新平の書がトンネルに刻まれ、旅の人々を迎えています。

 


■後藤新平の書 日出谷側
「宝蔵興焉(宝蔵これにおこる)」

■後藤新平の書 鹿瀬側
「貨財殖焉(貨財これにふえる)」

■見どころ
よみがえったSL「磐越物語号」
を撮影するには
絶好のポイント!!
くれぐれも安全の確認を。

■データ
・着工/明治40年
・全長/2006メートル

 


SLとともに育った日出谷駅

 平成11年4月、約30年ぶりにSLの汽笛が奥阿賀に響きわたりました。よみがえったSLは「C57-180」。かつて磐越西線の新津駅と会津若松駅を結んだ機関車です。引退後は、新津第一小学校の校庭に眠り、有志の手で大切に保存されていました。
 新津駅と会津若松駅のほぼ中間にあたる日出谷駅は、かつてはSLに石炭や水を補給する駅として重要な役割を担っていました。SLの復活とともに、現在はホームにおりて飯豊山麓の新鮮な空気を吸ったり、弁当を買い求める人々でにぎわいをみせています。

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